フィットネスクラブでトレーニングしている人を見ていると、速い動作でトレーニングしている人が多いです。

そのトレーニングの目的が、速く動かすことだったり、強い力を発揮するのが目的であれば、問題ないのですが、意外と筋肉を鍛えることを目的としていることが多いのです。

筋肉を鍛えることを目的とする場合、素早く動作することは、少し効率が悪いトレーニングになってしまいます。

この「勢い」の正体は、慣性です。慣性とは、リンク先にもあるように、外から力が加わらなければ、一様な運動をする物体は一定の速度でその動きを続け(等速直線運動)、停止している物体は静止状態を続けるとする法則のことをいいます。

つまり、強い力が加わって高い速度で動きだしたウェイトは、その高い速度のまま動き続けようとします。そのため、ウェイトを持ち上げるために筋肉が発揮する力は少なくて済み、筋肉の収縮力をしっかり使うことが難しくなってきます。

とすれば、筋肉の収縮力をしっかり使って鍛えようとする場合、できるだけ慣性で動くのを押さえるために、ある程度ゆっくり動作する必要があります。一般には、ウェイトを1~2秒かけて挙げ、2~4秒かけて下ろすのが適性なトレーニングスピードであると言われています。この、できるだけ慣性に頼らないようにすることを、「重さをコントロールしている」と表現することもあります。

一方、強い力を発揮したい場合は、慣性を利用し、できるだけウェイトを速く動かすべきです。力は、負荷が同じ場合、速度が高いほうが強い力が発揮されているのです。たとえば、野球のピッチャーで、投げられた球が速ければ速いほど、球に対して強い力が加えられたといえます。



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