身体は骨と骨通しを筋肉やその他結合組織でつなぎ合わせることによって基本構造が成り立っています。なので、その構造を理解しておくことは、身体の使い方をよりよいものにするために役立ちます。

その構造の大黒柱である脊柱は、骨のブロック(脊椎)のつなぎ合わせであり、
脊椎を1つ1つつなぐ筋肉も存在するため、脊椎を1つ1つ動かすことも不可能ではないでしょう。

ただし、1つ1つつなげる筋肉は小さなもので、動きをつくるというよりは、脊椎をつなぎ合わせて安定させる働きのほうがメインになります。いわゆるインナーマッスルの働きですね。

実際に動きをつくる筋肉はもっと大きく長い筋肉です。脊椎を数個飛ばして繋いだり、脊椎を別の骨とつなぎあわせたりしています。いわゆるアウターマッスルと呼ばれたりする筋肉たちです。

このアウターマッスルの骨のつなぎ方はおおまかな法則性があり、それが今回のテーマである身体を丸めたり反らせたりする4つ部分です。

丸める側と反らせる側は表裏の関係にあり、位置関係はほぼ一緒です。

すなわち、①頸部、②胸部・上背部(胸椎)、③腹部・腰部(腰椎)、④股関節の4部分です。

この記事冒頭の動画前半では、実際に丸めたり反らせたりしながら見せてお伝えしています。

ただ、これら4部分を動かす筋肉たちは、力が強いので、動画の後半にもある通り、動きだけでなく「静(止める)」ことにも大きな影響を及ぼします。

前後バランスについては、丸めると反らすの表裏関係のバランスを意味しています。動画の例にあるとおり、胸椎を丸める力が強ければ、胸椎を反らす力は弱くなってしまいます。

負担配分については、同じ側の中でのバランスを意味しています。動画の例にもある通り、反らす部分の中でも、反らす力が100必要であるとすれば、胸椎部分が弱く30であれば、腰椎部分が70を補うことになります。

なので、腰椎の負担を減らしたければ、胸椎部分が50になれば、腰椎部分の負担は50に下がります。

以上のように、今回のテーマは身体の「動」と「静」を司る根幹にかかわる重要なことなのです。

トレーニングを長年やっている人ならば、知識がなくとも、感覚として感じ取っている部分でしょう。

トレーニングで、痛みを予防しようとしてベルトをつける前に、丸める反らすそれぞれ4つの部分、合わせて8エリアのバランスという視点を取り入れてほしいですね。



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