生物の身体は、ほとんど無駄なく構成されているものだとずっと思っていました。

筋肉が使えば使うほど発達する一方、使わなければ萎縮してしまうように、無駄なものはそぎ落とされていくと思っていたからです。

そして、必要なものは新たに発生するものだと思っていました。

しかし、本書を読んでみると、そうではないことがわかります。

自らが持つ身体のパーツをなんとか形を変え、足りない部分は新たにつくるではなく、他の部分から持ってきているのです。

進化とは計画的な設計ではなく、場当たり的な変更なのです。

本書は、そのような失敗の連続を繰り返しながら進化してきた生物の歴史について、いくつか話題をピックアップしながら書かれています。

本書の著者は解剖学者であり、様々な動物の解剖した写真も掲載されています。

特に、ヒトに関する部分になると、読んでいて、知らなかったことを知ることができ、自分も解剖してみたいなあと思ってしまいます。

ヒトと他の動物との大きな違いは、二足で立つか四足で立つかにあります。

この違いは、身体にかかる重力の方向が変わるという重大な違いをもたらします。

この違いによりどのような適応が起こったかも本書に書かれていますが、重力が及ぼす身体への影響は小さくありません。

だからこそ、トレーニングを考えるにも、もっと重力に注目して動作を考えるべきだと改めて気づかせてもらいました。

四足歩行だったら、肩こりや腰痛は起こらなかったかもしれませんね。

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