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セッションでの気づき

何がお客さんのためになるのか?〜究極の悩ましさ〜

僕はお客さんが根本的に身体を変えるためには、「気づき」を得ること、「理解」してもらうことが1番大事だと考えています。

 

 

なぜ姿勢について理解することからはじめるのか

 

ただ、お客さんとしては、身体の痛みが改善すれば、動きがスムーズになれば目的が達成するし、「理解」がどうでもいいということも、僕は理解しているつもりです。

 

とにかく、身体を良くしてほしいといういうのが希望であるわけです。

 

僕は本当にお客さんのためになることをすべきか、お客さんのしてほしいことを優先すべきか、いまだに悩むことがあります。

 

もちろん、基本的にはお客さんがしてほしいことをやるようにしています。

 

トレーナーは接客業の側面が強いと思うし、喜んでもらえる可能性が高いからです。

 

しかし、根本的な改善をしていったほうが、お客さんのためになるのは間違いないです。

 

このジレンマは他のトレーナーもおそらく感じていることだと思います。

 

そのジレンマを強く考えさせられたお客さんが、以前いたので、今回はそのときの話をお伝えしようと思います。

 

そのお客さんは、もともと股関節の痛みを改善したいという目的でセッションを受けはじめてくれました。

 

序盤あたりのセッションで、「理解」のための説明をすると、

 

「わかったから、どうしたらいいの?」と言われたことがありました。

 

お客さんとしては、小難しい話はいいから、改善法を教えてほしいという要望だったのです。

 

僕も、何回は理解することの重要性がわかってほしくて、話をしていましたが、その話をすると、不満そうだったので、そういう話は抜きにして、改善のためのストレッチや運動を行なったり、整体をセッションで行なっていました。

 

そうすると、そのお客さんは喜んでくれました。

 

ただ、本質を理解していないのか、運動をしすぎるせいなのかわかりませんが、すぐに股関節の痛みがぶり返してしまうのです。

 

なので、セッションのたびに改善するための運動や整体をしていました。

 

そんなある日、そのお客さんは運動中に大怪我をしてしまいました。

 

しばらく安静が必要な大怪我です。

 

お客さんも身体の使い方の重要性を思い知らされたのか、安静期間が終わったときに、「2度とこんな大怪我しないようにしたい」と言って、僕のところに来ました。

 

僕は、これはお客さんに根本的な改善の必要性に気づいてもらうチャンスだと思って、理解することの重要性について改めて説明しました。

 

かなり時間はかかりましたが、僕の熱意が伝わったのか、納得したようでした。

 

そして、安静後の初回のセッションで、僕はお客さんに対し、「姿勢とは何かをネットとかで調べながらでもいいので次回のセッションのときに答えてほしい」という課題を出しました。

 

僕は、1週間じっくり調べて考えた上で答えてほしかったのですが、お客さんはせっかちな人だったので、メールで回答をバンバン送ってきてくれました。

 

僕が課題を出した意図は、姿勢とは何かについて、頭にとどめてほしいと思ったからです。

 

実は、姿勢とは何かについて、セッションではうっとうしいと言われるくらい伝えていました。

 

でも、覚えてないんですよね。

 

そのため、お伝えする運動の意図が伝わっていないと僕は感じていました。

 

だからこそ、自分で調べてもらって、頭に残してもらおうと考えた課題でした。

 

ただ勉強でも、ただ答えを見るより、考えてから答えを見たほうが頭に残りやすいですからね。

 

それにもかかわらず、メールでの回答は「背筋を伸ばすこと」みたいな姿勢についてまったく考えたことない人と同じような、思いつきのような回答でした。

 

もちろん、はじめて聞かれた人ならそれでもいいのですが、セッションを受けてきて、何度もそのことについて説明しているにもかかわらず、頭に残っていないのです。

 

これは、とてもショックでした。

 

それに加えて、調べよう、考えようという姿勢が感じられないのです。

 

「姿勢とは」とネットで調べれば、考えなくてもほぼ答えが書いてある場合があるのです。

 

姿勢について僕は何度も調べてきたので、それは間違いありません。

 

僕が「それは違いますよ」というと、そのお客さんは

 

「じゃあどうしたらいいの?」

 

と怒ります。

 

ですが、僕はお客さんのために心を鬼にして、「姿勢について調べてください」と言いました。

 

すると、その後は「それはもういいから、どうしたらいいか教えて?」「何でそんなことしなければならないの?」

 

とくりかえすばかりでした。

 

この答えを受けて、僕が思ったことは、

 

「僕の話を聞いてくれる気はないんだな」

 

でした。

 

僕は、セッションを実施してお金を頂いているので、厳しい言い方をすると、セッション時間外に答える必要はありません。

 

でも、電話やメールで質問されたら、できる範囲でお答えしています。

 

しかし、このお客さんは、ただいらだちをぶつけてくるだけで、僕の話を聞く気はなかったようなので、このままではお互いの時間を無駄にしてしまうと感じ、「質問はセッション中にしてください。本来、僕はセッション時間外に回答する義務はありません。あなたのために好意で時間を割いてお答えしています」とお伝えしました。

 

これに対し、このお客さんが本当に納得したのかはわかりませんが、「わかりました」と言って、話を終えました。

 

そして、案の定、次回のセッションはキャンセルされ、それ以降セッションを受けていただくことはありませんでした。

 

このような結果になってしまったことは、僕が「姿勢を理解することの重要性」を伝えきれなかったからかもしれません。

 

しかし、話を聞く気のない人を説得するなんて神のような所業は僕にはできません。

 

僕は、間違った選択をしてしまったのでしょうか。

 

姿勢についての理解を促すより、今まで通り、身体を改善するための運動と整体に終始していたほうがよかったのでしょうか。

 

そのほうが、そのお客さんのためになったのでしょうか。

 

未だに答えが出ません。悩ましいところです。

 

なので、せめて、このブログを見てくれる人にはそのようなことが起こらないように

 

「姿勢を理解する重要性」について強調するような記事を書いています。

 

最後に、この記事を読むのが、僕のブログではじめてだという人のために、姿勢とは何か理解してもらいやすい記事のリンクを下につけておきますね。

 

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24時間365日生まれてから死ぬときまで
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それにもかかわらず、姿勢について
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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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