身体について

運動にかかわる反射について

身体は、頭で考えなくても、姿勢を維持したり身体をスムーズに動かせるようにするため、あるいは危険を回避するために反射というものが備わっています。

全てを頭で考えたり、コントロールしようすると、脳の負担が増えてしまうし、一刻を争う場合に脳の判断を待っていては、その一瞬で大怪我や死に繋がってしまう可能性があるからです。

今回は、この反射についてお伝えしていきます。

まず、反射とは、動物の生理作用のうち、特定の刺激に対する反応として意識されることなく起こるものをいいます。

反射にはさまざまな種類がありますが、このページでは、僕がよく聞く、運動にかかわってくるだろう反射を紹介します。

自己抑制(自動性抑制)…筋肉が収縮して筋肉の長さが短くなりすぎた時に、その収縮し短くなりすぎた筋肉の長さを戻すために弛緩するという反射です。

筋肉と骨とを繋いでいる腱部が緊張しすぎると筋肉を弛緩させる反射が起きます(そして、これに拮抗する筋肉にはそれを興奮させるような反射が起きます)。

この反射は本来、筋が過度に強く収縮し骨から付着部が裂離するのを防いでいる防御的な反応です。

ゴムも引っ張り続けるといつかは切れてしまいますよね。

筋肉や腱がそのようにならないようにしているのです。

刺激を受容するのは、ゴルジ腱器官です。

相反性抑制…動かそうとしている主な筋肉(主働筋)が動作を起こしやすい様に、その主働筋とは逆の働きをする筋肉(拮抗筋)が弛緩する反射のことをいいます。

例えば、肘を曲げる筋肉は力こぶをつくる上腕二頭筋です。

肘を曲げる場合は、この上腕二頭筋がメインで働くので、主働筋と呼ぶことができます。

このとき、上腕二頭筋の逆の働きをする肘を伸ばす筋肉、上腕三頭筋は拮抗筋と呼ばれることになります。

肘を曲げる際に、この上腕三頭筋が縮みっぱなしだと、肘を曲げる時に邪魔になってしまってスムーズに肘を曲げることができません。

なので、肘を曲げるにあたって上腕三頭筋を緩める必要があるわけです。

、、、てな感じのことを考えずに自動でやってくれる仕組みが相反性抑制です。

伸張反射…伸張反射とは、筋肉(骨格筋)が急激に引き伸ばされる、または他動的に引き伸ばされると、その筋肉が無意識に収縮する反射のことをいいます。

引き伸ばされるという刺激を受容するのは筋肉の中にある筋紡錘という受容器です。

電車で居眠りしている時に、頭がかくっとなるときありますよね?

あれは伸張反射によって姿勢を維持しているのです。

伸張反射は筋肉を保護するという側面もあるのでしょうが、基本的には姿勢の維持やスムーズな動作を助けるために働くことが多いです。

高くジャンプしようとする時に、一度しゃがみ込むのも太もも裏の筋肉の伸張反射を起こそうとしているんですよ。

●屈曲反射…四肢の皮膚を強く刺激すると、刺激された肢の屈筋群が収縮してその肢が屈曲する、刺激が強ければいくつかの関節が全部屈曲し、体幹に向かって折りたたまれるようになる反射のことをいいます。

これは、外部からの強い力などによって生じる身体の障害を避けるために、身体組織の侵害要因から遠ざかろうとする反射です。

刺激の受容器は皮膚です。

急に腕を尖ったもので刺されたら、思わず手を手を引っ込めますよね。

これは考えてやっているわけではないはずです。

これが屈曲反射の例です。

対称性緊張性頚反射…顎を上げたり引いたりしておこる反射のことをいいます。

顎を引くことで、上肢は屈曲しやすくなり、下肢は伸展しやすくなります。

自転車を必死に漕いでいるときに顎がどうしても下がろうとするのはそのためです。

逆にいえば、自転車を漕ぐときに顎を引いてやれば力が入りやすくなります。

一方、顎を上げることで、上肢が伸展しやすくなり、下肢が屈曲しやすくなります。

スナッチ姿勢がちょうどこの状態にあたりますね。

非対称性緊張性頚反射…顔を左右にむけると(首を回すと)おこる反射です。

顔を向けた側は伸展しやすくなり、後頭部の側は屈曲しやすくなります。

投球や弓をひく姿勢が近いですね。あと、志村けんさんの変なおじさんの踊りも首の回りが少ないながらも、まさにこの反射に即して踊っているように見えます。

緊張性迷路反射…仰向けかうつ伏せがで出る反射のことをいいます。

仰向けだと、伸筋群が優位になり、背中が反りやすくなります。

寝転んで体を伸ばそうとするとき、無意識で仰向けになってると思います。

一方、うつ伏せだと、屈筋群が優位になり、背中が丸まりやすくなります。

対称性緊張性頚反射、非対称性緊張性頚反射、緊張性迷路反射上3つの反射は、原始姿勢反射と呼ばれるものです。

赤ちゃんの頃にはその影響が強いのですが、大人になってくると、これらの反射の影響が弱くなってくるらしいです。

●立ち直り反射…元の姿勢に戻ろうとする反応のことをいいます。

頭・頚・体の運動反射や視性反射等により元の姿勢を保とうとします。頭部の位置を水平に保つ反射行動です。

普通は、目線は常に水平に保つようになっているので、身体が普段から傾いているように感じている人は少ないでしょう。

そのおかげで、不快に感じることなく過ごせるわけなのですが、この反射のおかげで、身体の歪みを引き起こされているという側面もあります。

骨の積み木が適切に積まれなくなったときに、バランスを取ろうとして歪むのはもちろんなのですが、そのバランスの中でもっとも優先されると考えられるのが目線です。

目線を水平に保つために、別の部位に負担をかけてしまい、歪みは癖になってくるのです。

●踏み直り反応…立位で押された時に踏ん張って転ばないように直る反応のことをいいます。

●跳び直り反応…押された反対方向に跳び跳ねて姿勢を保つ反応のことをいいます。

●シーソー反応…片足立ちで浮かせた足を引っ張ると、転ばないように力を入れて踏ん張り姿勢を保つ反応のことをいいます。

●傾斜反応…体位や姿勢に関係なく傾いた地面でも重力に対して平衡を保とうとする反応のことをいいます。

●保護伸展…突然に認識した危険状態(たとえば転びそうになったとき)に対し、手足を伸ばして頭や体を防御する反応のことをいいます。

 

以上のように、反射には様々なものがあります。

とはいっても、ごく一部ですけどね。

赤ちゃんの頃は、大人と同じような身体の使い方ができるようになるために、自らの意思というより、色々な反射によって身体を動かされます。

そして、成長するにしたがって自分の意思で身体を動かせるようになってくると、消失する反射もあるのです。

大人になっても残る反射は、基本的に、姿勢維持、危険回避、スムーズな運動のために起こるといった、安全に快適に生きていくために起こります。

中には、トレーニングやスポーツにも活かせるものがあるので、勉強してみると面白いですよ。

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僕は、どうすればもっと「楽」になるか、ずっと考えていますが、その中で「良い姿勢」でいるということは決して欠かせないものだと考えています。

なぜなら、姿勢とは365日24時間ずっと関わってくるものだからです。

つまり、もし姿勢が悪くて、一部に負担が多くかかることになれば、24時間365日負担がかかり続けることになるからです。

そうなれば、今すぐ何か起こらなかったとしても、時間が経ってから、時限爆弾が爆発するように、身体に重大な不具合を引き起こす可能性があるからです。

僕のお客さんで、最初に会ったときに僕が「このままだと将来左膝を痛めますよ」と話していたお客さんがいました。

その人は言われた当初はセールスのための脅しだと思っていたようですが、4年ほど経ったころ、本当に左膝を痛めることになってしまいました。

そこでようやく、姿勢の重要性に気づくことになるのです。

この人のように、多くの人は実際に「痛み」を受けなければ事の重大性に気づきません。

もし、早くから気づいて対処していれば、膝を痛めることもなかったかもしれません。

その対処というのが、「良い姿勢でいること」なのです。

良い姿勢を常に保つのはなんだかしんどそうで「楽」じゃないと思われるかもしれません。

でも、「楽」とは自ら作り出すものであり、何もせずにすませるというのは「楽」ではなく「堕楽(落)」です。

そして、良い姿勢は誰でも目指せるものです。

しかし、それは「良い姿勢」とは何かを理解していなければ目指せません。

姿勢改善のためにまず必要なのは「意識すること」でも「背筋を伸ばすこと」でも 「筋肉をつけること」でもありません。

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姿勢を理解して、ぜひより良い姿勢でいられるようになってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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