新しい知識を得るにあたって、新たな学問分野を学ぶことが必要になることがあります。

今回は、そんなときに、僕が心がけていることを書いていきたいと思います。

それは、同じ分野の書籍は必ず複数読むということです。

自分がある程度学ぼうとする学問について知っていればいいのですが、まったく初めてという場合、自分の頭の中は真っ白なキャンバス状態です。

1冊しか読まなければ、実はその書籍の考え方が偏っていて、有力な考え方から外れている場合があるからです。なので、複数の書籍を読むことで、そのような偏りに気づくことができます。

そして、学ぶ順序は、通常の書籍の構成でもあるのですが、体系全般(目次)→総論→各論が理解しやすいと思います。とくに、総論はすべての場合に共通する基本事項が書かれているので、総論を外してしまうと、各論の話が理解しづらくなってしまいます。

以上を踏まえ、複数の書籍(ここでは2冊)を読み進めていく流れを書いていきます。

まず、それぞれの目次を見ます。体系的な全体像をざっくりみるんですね。ただし、本により伝え方が異なると、順番や項目が全然違うものになってしまう場合があるので、注意が必要です。

同じ内容の本なので、目次の構成もほぼ同じようになるかと思います。学問書で、もし違う箇所があれば、著者の中で位置づけが異なる、つまり、問題の多い部分なのかもしれません。

そして、総論から1項目づつ、同じ部分を順番に読み進めていきます。

たとえば、目次の項目で
総論
・くだものについて
・やさいについて
各論
・りんご
・みかん
・きゃべつ
・とまと

といった内容の本があるとします。

このとき、「くだものについて」を2冊それぞれについて読み、次に、「やさいについて」を2冊それぞれ読んでいきます。それ以降も同様です。

なぜそんな読み方をするかというと、ここが複数冊読むことの一番のメリットなのですが、同じことについて書かれていたとしても、書籍によって表現の仕方が違うからです。

これは、説明の上手下手だけでなく、「例え」に対する自分の理解度、親近感の違いもかかわっています。

というのも、たとえば、自分が車好きだとして、1冊は「書かれていること」について人間の身体に例えていて、もう1冊は車に例えていたとすると、車好きの自分にとっては、車で例えられるほうが理解しやすい可能性が高いと思います。

この「例え」は、著者により個性が出てくる部分でもあるので、1冊だけだと自分にとって縁遠いもので例えられていることも考えられます。

ここに、複数冊読むことの一番のメリットが出てきます。

もちろん、2冊だけより、3冊、4冊と多いほうが自分に合った表現方法にあたる可能性も高まりますが、読む手間も増えてしまいます。

3冊目などは、自分が理解しにくい部分が出てきたときに、買い足す程度でいいと思います。

僕がよくやる2冊の組み合わせとしては、初学者用のわかりやすいものと、すでに学んだ人向けのちょっと難しいものの組み合わせです。

初学者用の本だと、ひとつのことについて「例え」が複数書かれていたり、日常身近なものに例えられていたりして理解しやすい場合が多いです。その一方で、目次が体系通りでない場合が多々あるのがデメリットです。

すでに学んだ人向けの本だと、表現が難解なことが多い反面、目次が体系通りにならんでいることがほとんどなので、全体像はつかみやすいと思います。

ところで、僕は書籍を購入するときはネット上がほとんどなので、レビューなどを参考にして購入します。このとき、書籍に対する「いい、悪い」という感想ではなく、「初学者向け」や「学んだ人向け」「網羅している」「詳しく記述がある」などのレビューを参考にすると、失敗が少ないかなと思います。

今回の記事が、読んだ人の学習の参考になればうれしいです。



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