真面目な人の中には、「できるだけ~したほうがいい」ということを「~しなければならない」と極端にとらえる人がいます。たぶん、わざとではなく、無意識に教えられたことをきちんと守ろうという思いの表れだとは思うのですが、そのためにかえって、物事の理解から遠ざかってしまっているのです。

条件には、必ず守らなければならないものと、ある程度幅を持たせて、完璧に守らずとも、少しでも守られれば合格点になるものがあります。白か黒かではなく、灰色が存在するってことですね。

今回はスクワットの例でお伝えしていきたいと思います。

僕は、スクワットについて「効率的に力を伝えられるスクワットを行う上で気を付けるべきポイント」「安全で力を発揮しやすいスクワットを考える上で重要なこと」という記事を書いています。

その中から、スクワットで大事な主な条件を抜き出すと、
①足の上に常にバーベルがくるようにする
②背骨ができるだけ立っているときと同じように直立する
③背骨のS字カーブを保つ

という3つがあります。この3つを完璧に守ろうとすると、とてもじゃないですが、スクワットできません。

では、この条件の優先順位、わかりますか?

この記事では言葉に気を付けて、②の「できるだけ」という言葉をつけて、下線部を引いています。この3条件でいえば、②の条件に幅をもたせれば適切なスクワットを行うことができます。

もしできるなら実際にやってみてほしいのですが、①と③は着実に守りつつ、②の「できるだけ直立」に近い状態を保つために、骨盤を前傾させ、臀部を後方へわずかに引きながらしゃがむと、しゃがんだときに股関節にバーベルの重さがかかる感覚を得られる僕の意図したスクワットができます。

この記事では、「できるだけ」という言葉を使って優先順序がわかりやすいようにしましたが、トレーニングを解説する本の中には、こういった言葉がなく、優先順序を読み手が判断しなければならない場合もあります。

これは伝える側の責任なのですが、だからといって伝えられる側が無防備でもいけません。

なので、あなたもトレーニングを解説する本を読むときは、条件の順位を考えながら読むようにしたほうがいいですよ。

これは、トレーニングだけでなく何事にも通ずると思います。



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