筋肉はなぜつくのか?
トレーニングをしている者なら、誰しもが気になることだと思います。
そして、筋肉をつける方法として、人により、様々な持論があると思います。
タンパク質が必要だとか、きついトレーニングが必要だとか、超回復のたまの休息だとか。
この記事では、僕の筋肉をつけるための持論を書いていきたいと思います。
まず、前提として、生命の維持から考えると、なるべく筋肉はつけたくないのです。
なぜなら、筋肉がつくと身体が重くなりやすく、身体を動かすのに無駄にエネルギーを消費しやすいし、筋肉自体に余計なエネルギーが使われます。
これは、生命の維持にとってはマイナスです。それだけ、生命維持の可能性を小さくしてしまいますから。
車でも、大きい車より小さい車のほうが、燃費が安く、維持しやすいですよね。
なので、筋肉が大きくなるということは、身体が筋肉の搭載を選ぶのは、高いエネルギーという対価を支払ってでも、筋肉が体にとって必要だと判断したからです。
そう判断するために、必要なのは、身体に筋肉をつける必要性を教えることなのです。これが筋肉がつこうとするきっかけになります。この必要性を与えるためには、筋肉に対し、継続的に負荷を与え(これがトレーニング)、このままでは、生命生存をさせるのに耐えられないので、パワーアップが必要である、と認識させないといけません。
ただ、このパワーアップも、上記の生命維持の観点から、最小限の範囲で行われます。
だからこそ、筋肥大はトレーニングを開始してもすぐには起こりません。トレーニングにより、まず起こるのは、神経伝達改善による筋肉の発揮する力の向上です。神経伝達改善であれば、筋肉を大きくすることなくパワーアップすることができるからです。
この神経伝達改善を経てもなお、強度な負荷にさらされ続けた場合にようやく筋肥大が起こります。なので、トレーニングを開始してから筋肉が大きくなるまで、時間がかかるといわれています。
そして、負荷がかからなくなって(トレーニングをやめて)しばらく経つと、筋肉は次第に必要最小限の範囲に小さくなっていきます。
一度筋肉を大きくした場合、その筋肉が必要となる負荷がまたいつかかるかわからないので、筋肉がたとえ小さくなったとしても、負荷の再来によって(トレーニング再開によって)一度ついたところまでは簡単に戻すことができます。
以上から、筋肉をつけるためには、とにかく筋肉に負荷を与え続ける必要があります。そのためには、できるだけ勢いをつけることなく、できるだけ重い重量で、筋収縮力を最大限負荷をかけてあげる必要があります。スロートレーニングは、この勢いを使わせず、筋収縮力を使わせることに主眼を置いたトレーニングであるといえます。
僕の場合は、ただ筋肉を大きくするのではなく、「力」を大きくしたいので、勢いはできるだけ利用しながら、最大限重い負荷を使ってトレーニングするようにしています。
では、筋肉が使われたという認識は、何をもってなされるのでしょうか?僕はこのことに対して明確な答えをまだ持っていませんが、筋肉の損傷であったり、疲労物質の蓄積、酸素不足具合、などが挙げられるかなと思います。ちなみに、この中の酸素不足状態に目をつけたのが加圧トレーニングであると考えます。
ここまでをまとめると、筋肉をつけるためには、身体(脳)に筋肉をつける必要性を伝えることが必要です。トレーニングは、この筋肉をつける必要性を伝える行為であると考えることができます。
スポーツを練習するとうまくなるのと同様に、継続的に行われることは、脳がそれを造作なくできるように身体を調整していきます。なので、自分の目的に合わせ、トレーニングを変えていかなければなりません。たとえば、大きな力を発揮したいなら、重い重量で、筋持久力をつけたいなら軽い重量でも長い時間筋収縮力を発揮するようなトレーニングをしてあげるといった具合に。
だからこそ、トレーニングの目的は重要であるし、トレーニング方法はその目的に適した形で行われることが必須です。
トレーニング理論で、〇〇レップから〇〇レップは筋肥大などの数字が挙げられていると思いますが、それらはあくまで目安であり、数字に惑わされすぎずトレーニングするようにしましょう。筋力アップのレップ数でも、筋肥大はします。
と、持論を書いてみましたが、いかがでしょうか?よかったらあなたの持論も教えてくださいね。
追伸
ちなみにですが、筋肉のサイズの増加には主として筋繊維自体が太くなるのと、筋細胞が増殖するという2種類あります。
筋肥大…トレーニングの結果として筋肉が大きくなることで、主に筋線維の横断面積の増加によります。
つまり、筋肉の線維1本1本が太くなることによって筋肉自体の太さが増加している場合のことをいいます。
筋肥大は、筋原線維にある収縮タンパク質のアクチンとミオシンの増加(合成の促進、分解の抑制、もしくはその両方)と筋線維中の筋原線維の数の増加によっておこります。
その他のタンパク質(タイチンやネブリンのような構造タンパク質)の合成も筋フィラメント(アクチンとミオシンのこと)の変化に比例しておきます。
新しい筋フィラメントが既存の筋原線維の表面に付加され、その結果として筋原線維の直径が増大します。
筋原線維の直径の増大は筋線維の肥大をおこし、各線維の肥大が筋と筋群全体の肥大につながります。
筋増殖…高強度のレジスタンストレーニングに対する応答として筋線維が縦に分裂し、筋線維の数が増加することをいいます。
筋増殖は動物で起こることが示されていますが、人間についてはまだ議論されているところです。トレーニングを習慣としている人は、していない人に比べて筋線維の数自体は多いことが認められるが、それが、遺伝によるものなのか、筋増殖によるものなのかは明らかにされていないそうです。
※筋増殖が人間で起こっていたとしても、ほんのわずかのようなので、基本的に筋肉のサイズアップは筋肥大によっておこっていると考えてよさそうです。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
僕は【身体と心を「楽」にして人生をより快適する】
ということをテーマに情報発信しています。
姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。
なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。
姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず
姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。
根本から姿勢改善するためには、
この常識から抜け出さなくては
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