前腕屈筋深層には、
深指屈筋(Flexor digitorum profundus)
長拇指屈筋(Flexor pollicis longus)
方形回内筋(Pronator quadratus)
があります。
深指屈筋(Flexor digitorum profundus)
起始
近位2/3の尺骨前面と近接する前腕骨間膜
停止
第2~5末節骨の底の掌側面
作用
・手根部、および第2~5の中手指節(MCP)関節、近位指節間(PIP)関節と遠位指節間(DIP)関節に対して:屈曲
神経支配
・正中神経(橈側部、C8、T1、第2・3指への筋束)
・尺骨神経(尺側部、C8、T1、第4・5指への筋束)
コメント
浅指屈筋と違って停止が二股にはなっておらず、末節骨まで伸びています。
長拇指屈筋(Flexor pollicis longus)
起始
橈骨の前面中央1/3と近接する前腕骨間膜
停止
拇指末節骨の底の掌側面
作用
・手根部の関節に対して:屈曲、橈屈
・拇指の手根中手関節に対して:対立(母指指頭をそのほかのすべての指にくっつけるように動かし、母指-他指間の「つまみ」を形成すること)
・拇指の中手指節関節と指節間関節に対して:屈曲
神経支配
正中神経(C8~T1)
コメント
足の指ではなかった「対立」という作用をします。
このおかげで僕たちは物をつまむことができます。
一方で、手を思いっきり広げるという機会が少ない分、固まりやすい筋肉でもありますね。
方形回内筋(Pronator quadratus)
起始
遠位の1/4の尺骨の前面
停止
遠位の1/4の橈骨の前面
作用
手を回内させる、下橈尺関節を安定化させる
神経支配
正中神経(C8、T1)
コメント
文字通り前腕を回内させる筋肉です。
橈骨と尺骨をつないでおり、方形、四角形というシンプルな形です。
実は、回外には、方形回内筋と対になる筋肉がありません。
細かい作業をするときには、だいたい腕を回内させて使いますからね。
そういう作業をしやすいように、回内の筋肉である方形回内筋があるのでしょうかね。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
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身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
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姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
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