姿勢を教えていて、よく言われるのが、
「普段からこんなこと意識してできないよ」
ということです。
確かに、姿勢を意識するって大変ですよね。
「足裏の感覚はどうか?」
「良い姿勢ではないとしたらどこを修正すべきか?」
「姿勢を修正してみたけどなんか腰がしんどいな、反りすぎ?」
「歩くとなんか視点がぶれるな、なんでだろう?」
などなど、姿勢だけでも意識すべきこと考えるべきことが多々出てきます。
それに加えて、
「お腹すいたなー、お昼何食べようかな?」
「この仕事午前中に終わらせないといけないのに」
「午後からの会議の資料に目を通しておなかいと」
「仕事終わらせないと子供迎えに行けない」
といった、目の前のことや先のことも考えないと
いけません。
考えないといけないことが多すぎて
「姿勢のことなんて考えていられないよ」
思ってしまうのも無理ないかもしれません。
だからこそ、姿勢の悪さを気にしながらも放置することになってしまう人が多いわけで、
ここを頑張り切れるかどうかが、大きな差になってしまうのです。
人は誰しも新しいことには戸惑うものです。
例えば、車の運転なんてそうですね。
僕は教習所に通いはじめたとき、父親が普段何気なく運転する姿が記憶にあるので、車の運転はそんなに難しくないと思ってました。
しかし、いざ乗ってみると、
どれくらいアクセルを踏めば動くのかもわからず、
どれくらいハンドルを切れば曲がるのかもわからず、
それに加えて、教習中は乗車の手順もあるし、
交通ルールも気にしないといけないしで、
とても運転どころではありません。
今ではオートマ限定免許も増えてきていますが、僕はマニュアルで免許を取ったので、これらに加えてクラッチとシフトの操作もしなければなりません。
マニュアル車には、ブレーキの左隣にクラッチペダルがあり、ペダルが3つあります。
オートマしか乗ってない人はわかりづらいかもしれませんが、マニュアルの操作って、説明しようとすると結構複雑です。
まず、発進するために
ギアを1速に入れ、
クラッチを少しあげながら、
アクセルを少しずつ踏みます。
すると、車が少しずつ前に進み出します。
この踏み具合を失敗すると、
車がガタガタ震えだしたり、
エンジンの音が「ブオーン」と吠えたり、
最悪の場合はエンジンが止まってしまいます。
車がある程度進み出すと、1速ではスピードが上がらないので
クラッチを踏み込み、ギアを2速に移し、
クラッチを少しずつ離しながら
アクセルを少しずつ踏み込みます。
これも、失敗すると、
エンストはしないでしょうが、
車がガタガタしますし、
エンジン吠えます。
同様に、スピードごとに
2速から3速、3速から4速
という風にシフトを上げていって、目的の速度に達したらようやく一息つくといった感じです。
これに加えて、先程の運転手順や交通ルール、そして、公道ならば人や障害物の状況把握など、
同時に考えなければならないことは数多くあります。
僕も器用なほうではないので、結構苦労して、仮免許試験では、実はクランクで車輪を落としてしまって1回不合格くらってます。
でも、今では、誰かと話ながらでも、鼻歌歌いながらでも、これらの複雑な操作を行い、気安く運転することができています。
これは、意識してずっと練習していくことで、バラバラだったそれぞれの動作が1つの統率されたものとしてまとまってくるからなんですね。
姿勢も同様で、最初は意識して良い姿勢を保とうとするのは大変です。
でも、意識する期間が長くなればなるほど、それらの意識には統率がとれていき、
最終的に意識しなくても良い姿勢がとれるようになってきます。
この「意識しないといけない期間」を乗り越えられるかどうかが、良い姿勢を手に入れられるかどうかの山場なんですね。
もし、あなたが
「ずっと姿勢なんて意識してられないよ」
と思っているならば、それは永遠ではないということは頭の片隅に入れておいてください。
もう一踏ん張りで、気にしなくてもいいようになってきますよ。
追伸
意識しなくても良い姿勢でいるためには、そのような身体に整えていくという観点も大事です。
むしろ、身体のバランスが崩れていると、意識すればするほど余計に姿勢が崩れるということになりかねません。
どんな物質も、不変で存在することはできません。
必ず時間の経過と共に、何らかの変化をします。
身体は常に使っているのでなおさらです。
だから、日頃のメンテナンスが大事だったりするのです。
姿勢を意識することはよくないとは言いませんが、できるだけ無意識でも良い姿勢が保てるようにしたいですね。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
僕は【身体と心を「楽」にして人生をより快適する】
ということをテーマに情報発信しています。
姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。
なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。
姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず
姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。
根本から姿勢改善するためには、
この常識から抜け出さなくては
なりません。
姿勢改善に必要なのは
「背筋を伸ばすこと」でも
「胸を張ること」でも
「筋肉をつけること」でも
「意識すること」でも
ありません。
本当に必要なのは
「姿勢の本質を理解すること」です。
そこで、僕は根本的な姿勢改善できる人
が少しでも増えるように、
姿勢の本質から理解を深め改善する方法を
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姿勢の本質への理解を一気に
深めてもらうことができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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