最近、iPhoneをワイヤレス充電対応
しているものに変えてから、快適な
スマホライフを送ることができています。
今までは、充電コードを
スマホに直接繋がないと充電
できなかったんですけど、
ワイヤレス充電では、
置くだけで充電できるんです。
知識として聞くだけだと
「便利だなー」くらいの感想
なんですけど、
実際に充電されるのを見たら、
ちょっと感動しちゃいました。
すごくないですか?
直接繋いでいないのに
充電できちゃうんですよ。
ところで、この充電するための電気、
コンセントにプラグを挿せば
得られますよね?
これは、コンセントから
電気が得られるからです。
この電気について考えてみると、
効率的な身体の使い方と似ているなあ
と気づいたので、今回はそれをお伝え
したいと思います。
電気を得ると電化製品を使えるのは、
電気がエネルギーだからです。
エネルギーとは、物理学的な
仕事に換算しうる量の総称のこと
をいいます。
これだけだとなんのこっちゃか
わからないと思うので、
「力を発生させる源」と考えて
いただければいいかと思います。
さあ、出てきましたね。「力」
この「力」という共通点があるから、
電気と効率的な身体の使い方は似ているのです。
電気は発電所で作られ、送電線や変電所
を介して運ばれ、各住宅のコンセントに
送られます。
発電所では、数千ボルトから2万ボルト
の電圧(電気を流そうとする圧力のようなもの)
の電気が作られます。
各発電所でつくられた電気は、27万5000ボルト
から50万ボルトという超高電圧に変電されて、
送電線に送られます。
そして、変電所で電圧を繰り返し、電圧を
徐々に下げていきます。
これは、発熱によるエネルギーのロスを
減らすためです。
エネルギーは、エネルギー保存の法則と
いって、エネルギーの総量は変化しない
という法則があります。
そのため、電気が熱になってしまうと、
その分電気が減ってしまうんですね。
なので、できるかぎり発熱を起こして
電気を減らさないようにするのが
効率的な送電において重要です。
そして、電気と同様に、
エネルギーの損失をできるだけ減らす
という点が、効率的な
身体の使い方においても重要なのです。
無駄な動作や姿勢維持にエネルギー
を割いてしまうと、力が入っているのに
力が伝わらない、例えば、重いもの
が持てないということになってしまうのです。
例えば、脚を思い切り開いたワイドスクワット
であれば、常に臀筋によって動作中脚を開き続ける
力が必要です。
力を抜くと、膝がうちに入ってきてしまいますからね。
立ち上がるための力が、脚を開くフォームを
維持するためにロスしてしまうのです。
これを改善するための対処法は2つあります。
1つは、動作中もっとも維持が楽な足幅に
すること。
もう1つは、股関節柔軟性を向上させることです。
どちら対処法にも共通していえますが、
脚を開くための力が減れば、
立ち上がるための力
を無駄なく伝えることができます。
開いておくのが辛ければ、楽なスタンスまで
閉じればいいし、
柔軟性が向上すれば、開いておくための力
が小さてすみます。
発揮する筋力を向上させるのは容易ではないので、
できるだけ伝える力のロスを少なくしてあげれば
身体の使い方は改善します。
力が弱いと悩んでいるなら、
どうすれば、力の伝達ロス
を少なくできるか考えてみるのは
いかがでしょうか?
ちなみに、日本では送電における
ロスは5~10パーセントほどだそうです。
どれくらいなら優秀か
基準がわかりませんが、
遠くから運ばれているにも
かかわらず、この数字なら
かなりロスが少ないといえるのでは
ないでしょうか?