基礎代謝量~安静時代謝量との違いと、ついでに食事性体熱産生~

基礎代謝量とは、体を横たえて全く体を動かしていなくても、呼吸をする、心臓を動かす、体温を保つなど、様々な生命活動のために、常に使っているエネルギー量のことです。

言い換えると、「生きていくために最低限必要な最小のエネルギー」のことです。

基礎代謝量は、空腹時に安静仰臥位の状態で測定したエネルギー量、つまり、前日の夕食から12時間以上絶食した空腹状態の目が覚めた状態で仰向けの姿勢でのエネルギー量です。仰向けは地面との接地面が多く、姿勢を保つのにもほとんどエネルギーを使う必要がない状態です。

人体の総消費エネルギーの60~70%がです。

基礎代謝量に食事誘発性体熱産生は含まれません。基礎代謝量の定義自体が空腹時に食事をしないことが挙げられるので当然ですが。

ちなみに、食事性体熱産生とは、食事後、数時間にわたっておこるエネルギー消費量の増加のことをいいます。食物の消化や吸収に必要とされるエネルギーです。

食事のあとって体が熱くなって、季節によっては汗をかいたりしますよね。消化吸収にエネルギーを使うと、一緒に熱も発生してしまうのです。食事性体熱産生は、一日の消費エネルギー量の約7~10%を占めているといわれています。

基礎代謝は18歳をピークに減少し、40代以降は激減します。だから、歳を重ねると痩せにくいといわれるんですね。
基礎代謝量と似た言葉で、安静時代謝量(RMR=Resting Metabolic Rate)があります。安静時代謝量とは、快適な室温の部屋で、座って安静にしている状態で消費されるエネルギー量のことで、基礎代謝量の約1.2倍とされています。

活動や食事などの影響によって、多少変動します。静時エネルギー消費量(REE=Resting Energy Expenditure)ともいいます。食事誘発性体熱産生(DIT)を含みます。

安静時代謝量は普通に日常生活を送るのに必要なエネルギーといったところでしょうか。

基礎代謝量との大きな違いは、食事誘発性体熱産生を含むかどうかだそうです。

基礎代謝と安静時代謝は似てますが、違うので、混合しないよう注意しましょう。

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