「細くする」と「引き締める」という2つの言葉、これらは、受ける立場では同じような意味にとらえがちですが、厳密には別の意味があります。
たとえば、「二の腕を細くしたい」場合、多くの人が二の腕をトレーニングすればいいと考えます。
しかし、トレーニングにより、特定の部位の筋肉が発達し、その部分が太くなることはあっても、細くなることはないです。
「細くするため」には、体脂肪を減らすほかありません。
しかし、特定の部分だけ体脂肪が減るということはありえません。
運動や食事制限で体内のエネルギーが不足すると、これを補うために体脂肪を分解するホルモンが分泌されます。
このホルモンは血液に運ばれ全身をめぐるので、全身すべての脂肪細胞に届きます。
ホルモンの指令が届くと、すべての脂肪細胞はほぼ均等に分解され、遊離脂肪酸という形で血液中に放出されます。
筋肉はこれをエネルギーとして利用するのであって、特定の部位周辺にある脂肪を直接使うわけではありません。
ただ、「二の腕を引き締める」ことはできます。二の腕がたるんでみえるのは、筋肉が減って細くなり、体脂肪がついたことによります。
なので、トレーニングを行い、筋肉を太くすれば、たるみは少なくなり(体脂肪がそのまま、あるいは減った場合)引き締まります。
以上から、「細くする」とは、体脂肪を減らすことであるのに対し、「引き締める」とは筋肉を太くする(体のゆるみをなくす)ことを意味します。
そして、特定の部分だけ「細くする」ことはできないのに対し、特定の部位を「引き締める」のは可能です。
余談ですが、体脂肪を減らすと、気になる部分ほど減ることがあります。それは脂肪細胞の各部位別の数に関係があります。
身体の各部位の脂肪細胞の数は遺伝的に決まっており、二の腕、腹、尻、ふくらはぎのように脂肪細胞の多い部位もあれば、頭、手の甲、膝、脛のように少ない部位もあります。個人差はありますが、このような傾向は、だいたい共通しているようです。
2個が半分になるよりも、4個が半分になった方が、さらには、10個が半分になった方が、減る割合は同じ半分でも、減る個数が多くなっています。
これと同じで、全身の脂肪細胞は均等に使われますが、脂肪細胞の多い部分ほど減る部分が大きくなるので、気になる部分ほど減りやすいことがあるのです。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
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姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。
なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。
姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず
姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。
根本から姿勢改善するためには、
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