大円筋の「大」は「小」円筋に対してのものだとわかるのですが、「円」は何からつけられたのでしょうか?
僕なりに考えた結果を大円筋の説明のあとのコメントに書いています。
大円筋(Teres major)
起始
肩甲骨の下角
停止
上腕骨の小結節稜
作用
上腕の内旋、内転、後方挙上(上腕を後方に引く)
神経支配
下位の肩甲下神経(C5~C7)
コメント
大円筋に対する僕の印象は、広背筋の補助という印象です。
大きな広背筋によって、肩甲骨と腕を一緒に(位置関係を変えずに)動かす際に、肩甲骨と腕の接続がローテーターカフだとちょっと頼りないので、大円筋がサポートしているのではないかと考えています。
最初に書いたように、小円筋と名前や付着部が似ていて混同しやすいので注意が必要です。
大円筋と小円筋の大きな違いは、大円筋は上腕の内旋に作用するのに対し、小円筋は外旋に作用します。
ちなみに、大円筋は、まあ小円筋もそうなのですが、なぜ「円」筋なのでしょうか?
ずっと疑問に思っていたのですが、解剖図を眺めているうちに、ふと思い至ることがありました。
それは、肩甲骨と大円筋を合わせたシルエットが「円」に近くなることです。
肩甲骨は、緩い三角形で、それ単体では円とはいいにくいです。
ただ、大円筋を合わせて見たときに、
大円筋→腕の骨での付着部から肩関節にかけて→肩甲骨の上部の縁、内側縁、下角→大円筋
という風に円に見えたのです。
もしかしたら、このことから由来しているのかも?
誰か本当の由来を知っている人がいたら教えてください(笑)
最後に、肩甲骨を寄せているつもりで、実際には肩甲骨が寄っておらず、大円筋や上腕三頭筋にばかり力を入れてしまっているという人がいます。
そうなってしまうと、余計に腕が動かしづらくなり、肩を痛める原因にもなってしまうので、注意です。
肩甲骨が動いているかどうかは、背中の筋肉を使っている感覚があるかどうかで判断するようにすべきだと思います。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
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調子が良ければ明るく
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つまり、姿勢を改善することは、
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しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
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そのため、姿勢を良くしようと
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状態になってしまっていることを
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