ベンチプレス

ベンチプレスで尻が挙がると押しやすくなる理由

ベンチプレスをある程度やっていると、バーベルが重くて持ち上がらない時、臀部が自然と持ち上がっていき、なんとかバーベルを挙上することができたなんて経験が1度はあるのではないでしょうか?

一方で、臀部を挙げようが何をしようが、全くバーベルがビクともしない場合もあります。

実は、ベンチプレスでギリギリの状態で臀部を浮かしてバーベルが挙がる時っていうのは、多くの場合、胸から少しバーベルが持ち上がった場合に起こります。

なので、バーベルが胸から全く離れない状態のまま地面を踏んで臀部を浮かせても、バーベルが挙上できる可能性は低いのです。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

これは、ベンチプレスにおいて発生する力を考えれば、簡単にわかります。

ベンチプレスで知っておいて欲しい大前提は、バーベルの下になっている肩甲骨あたりをベンチに押し付ける反作用の力を利用してバーベルを挙上しているということです。

 

そして、そのベンチを押す力は、アーチが高いほど強くなります。

 

https://clever-body-training.com/ベンチプレスでベンチを無理やり押そうとするの/

つまり、臀部を浮かすことによって、ギリギリの重さのバーベルを挙上できる場合があるのは、アーチの高さが高くなることに加え、下半身の地面を押す力が、ベンチを押す力に変換されるからです。

では、冒頭で書いたような、臀部を浮かしてもバーベルが挙がったり挙がらなかったりすることがあるのでしょうか?

それは、臀部を浮かせたことによって、アーチが高くなっているのかどうかが分かれ目になります。

バーベルが胸に張り付いたままで、動かないということは、バーベルを腕に乗せて支えられていないです。

なので、臀部を浮かしても、バーベルで胸部を押さえつけられているので、胸部や腰部の反りをつくることができず、アーチを高くすることができていないのです。

アーチが高くなっていなければ、下半身で地面を踏んでもその力をベンチを押す力に変換できないので、もちろんバーベルにも伝わらず、バーベルを挙上できないのです。

一方、少しでも胸からバーベルを離すことができるならば、バーベルを持ち上げることはできないけども、腕にバーベルの重さを乗せ、支えることができています。

なので、多少ではありますが、姿勢を変える、つまり胸部や腰部のアーチを高くできる余地があるのです。

地面を踏むことで胸部や腰部の反りと共にアーチを高くすることができれば、大きな力がベンチを押す力に加わることになるので、バーベルが挙上できる場合があるのです。

今回の記事では、以上が本題です。

ただし、僕はベンチプレスにおいて地面を踏んで臀部を浮かすことはおすすめしていません。

 

上で挙げた2つの記事のうち、2つ目の記事にも少し書いてありますが、僕がベンチプレスで地面を踏んで臀部を浮かすのをおすすめしない理由は、安全面を重視するためです。

この記事では、その安全面について補足しておきます。

何が安全かというと、大きく2つあります。

1つは、地面を踏んで臀部を浮かしてアーチを高くすることにより、腰部に負担がくる可能性が高くなってしまうことです。

どうしても、アーチを高くしようと思えば、身体の背面の筋肉全体が強く使われることになります。

そして、アーチの中心にあたる腰部の反りもきつくなってしまいます。

柔軟性があれば問題ありませんが、限界を越えれば、グギッとくる可能性があります。

もう1つは、アーチの端と端の間の距離が長くなってしまうことです。

アーチに対して負荷がかかると、アーチの端と端の間が広いほどアーチ自体に対する負担が大きくなります。

イメージとしては、橋の上に人が乗ることをイメージしてもらえればわかりやすいでしょうかね。

橋でも、長い距離のものになれば、間に何本もの橋脚をかましています。

これは、橋がより重いものを乗せても倒壊しないように支えるためです。

橋のイメージ

橋の考え方と同様に、臀部をベンチに置いた方法では、アーチを2つに分断することで、アーチの端同士の距離を短くしています。

臀部を浮かせるということは、アーチを肩甲骨から足裏までの1つのアーチにまとめるということです。

そのようにすると、アーチの端同士の距離はどうしても長くなるので、アーチ自体、つまり体幹部にかかる負担は大きなものになります。

すると、腰を痛める危険性も高まります。

なので、安全面を考慮して、ベンチプレスは臀部をベンチに置いて行うことをおすすめします。

パワーリフティングなどの競技では、重たいバーベルをとにかく挙げることが優先されます。

なので、地面を踏んで臀部が浮いた高いアーチの状態を保っています。

ただし、ルールとして、ベンチに臀部が触れていなければならないので、足を置く位置や膝の曲げ具合などで臀部がベンチに触れるように対応しています。

とにかく重いものを挙げたいんだという人は、地面をしっかり踏んだ方がいいでしょう。

ただし、その時の臀部は、ベンチにどっしり置いているわけではなく、ただ触れさせているだけということは知っておいた方がいいでしょう。

動画や写真を見ているだけでは、そのことはわかりづらいと思うので。

姿勢を理解する電子書籍と姿勢改善メールセミナーを無料で受け取れます。

僕は、どうすればもっと「楽」になるか、ずっと考えていますが、その中で「良い姿勢」でいるということは決して欠かせないものだと考えています。

なぜなら、姿勢とは365日24時間ずっと関わってくるものだからです。

つまり、もし姿勢が悪くて、一部に負担が多くかかることになれば、24時間365日負担がかかり続けることになるからです。

そうなれば、今すぐ何か起こらなかったとしても、時間が経ってから、時限爆弾が爆発するように、身体に重大な不具合を引き起こす可能性があるからです。

僕のお客さんで、最初に会ったときに僕が「このままだと将来左膝を痛めますよ」と話していたお客さんがいました。

その人は言われた当初はセールスのための脅しだと思っていたようですが、4年ほど経ったころ、本当に左膝を痛めることになってしまいました。

そこでようやく、姿勢の重要性に気づくことになるのです。

この人のように、多くの人は実際に「痛み」を受けなければ事の重大性に気づきません。

もし、早くから気づいて対処していれば、膝を痛めることもなかったかもしれません。

その対処というのが、「良い姿勢でいること」なのです。

良い姿勢を常に保つのはなんだかしんどそうで「楽」じゃないと思われるかもしれません。

でも、「楽」とは自ら作り出すものであり、何もせずにすませるというのは「楽」ではなく「堕楽(落)」です。

そして、良い姿勢は誰でも目指せるものです。

しかし、それは「良い姿勢」とは何かを理解していなければ目指せません。

姿勢改善のためにまず必要なのは「意識すること」でも「背筋を伸ばすこと」でも 「筋肉をつけること」でもありません。

最も必要なことは「姿勢を理解すること」です

そこで、僕は自分で姿勢改善できる人が少しでも増えるように、 姿勢を理解するための知識を電子書籍にまとめました。

本来はAmazonで有料で販売しているものですが、 メルマガの中で今だけ無料で公開しています。

図を多く取り入れいれて 読みやすい内容になってますので、 もし興味あれば読んでみてください。

電子書籍「足裏を気にかければ姿勢が良くなる」と姿勢改善メールセミナーを受け取る

メールアドレスを入力すれば、すぐに受け取れます。

また、メールマガジンに登録してもらった人には、さらに30日間にわたる「姿勢改善メールセミナー」も無料でお送りしています。

姿勢の重要性に気づいたら、さらに深く学んでもらうことができてます。

姿勢を理解して、ぜひより良い姿勢でいられるようになってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

もし、この記事が役に立った!と思われたら、 下にあるボタンからSNS等でシェアしていただけるとすごく嬉しいです。

関連記事はこちら

コメントを残す