身体について

前腕屈筋浅層

前腕屈筋浅層は、上腕骨の内側上顆を起始とする筋肉群です。

前腕の筋肉は全体として緩く螺旋を描くような付着になってますね。

前腕屈筋浅層には、

円回内筋(Pronator teres)

浅指屈筋(Flexor digitorum superficialis)

橈側手根屈筋(Flexor carpi radialis)

尺側手根屈筋(Flexor carpi ulnaris)

長掌筋(Palmaris longus)

があります。

以下、それぞれの筋肉についてお伝えしていきます。

円回内筋(Pronator teres)

起始

・上腕頭:上腕骨の内側上顆
・尺骨頭:尺骨の鈎状突起

停止

橈骨の外側面(回外筋の停止より遠位)

作用

・肘関節に対して:弱い屈曲作用
・前腕の関節に対して:回内作用

神経支配

正中神経(C6、C7)

コメント

回外筋は「回外筋」そのままなのに、円回内筋には「円」がつくのが不思議ですね。

これはおそらく、方形回内筋と区別するためにつけられたのだと思います。

回外筋よりも停止部が遠いので、少しだけ肘の屈曲にも作用できます。

浅指屈筋(Flexor digitorum superficialis、Flexor sublimis)

起始

上腕頭:上腕骨の内側上顆
・尺骨頭:尺骨の鈎状突起
・橈骨頭:橈骨前縁の上半部

停止

第2~5中節骨の底の側面(両側)

作用

・肘関節に対して:弱い屈曲作用
・手根部、中手指節、および近位指節間関節に対して:屈曲作用

神経支配

正中神経(C8、T1)

コメント

浅指屈筋は一応、屈筋浅層の中に入ってますが、中間層として分類されることもあるようです。

 

指を伸ばすほうは4本指に伸びる筋肉は総指伸筋だけでしたが、指を曲げるほうには、浅指屈筋、深指屈筋と2つあります。

やはり指を曲げるほうに重きが置かれているのが筋肉の付着からもわかりますね。

腱の先が二股になっているのも特徴的です。

中節骨と基節骨の間の関節はとくに安定してまっすぐ曲げたいところなのでしょうね。

橈側手根屈筋(Flexor carpi radialis)

起始

上腕骨の内側上顆

停止

第2中手骨の底(変異で時に第3中手骨の底)

作用

・手根部の関節に対して:屈曲、撓屈
・肘関節に対して:弱い回内作用

神経支配

正中神経(C7、C8)

コメント

長掌筋も手掌腱膜の緊張に作用します。

尺側手根屈筋(Flexor carpi ulnaris)

起始

・上腕頭:上腕骨の内側上顆
・尺骨頭:尺骨の肘頭

停止

豆状骨、有鈎骨鈎、第5中手骨の底

作用

・手根部の関節に対して:手の屈曲および尺屈

神経支配

尺骨神経(C7~T1)

コメント

肘関節、手根関節をまたぐ、多関節筋です。

橈側手根屈筋よりも多くの骨に起始も停止も付着してます。

そのため尺屈のほうがしやすいのでしょうか。

長掌筋(Palmaris longus)

起始

上腕骨の内側上顆

停止

手掌腱膜

作用

・肘関節に対して:弱い屈曲
・手根部の関節に対して:屈曲、ものをつかむときに手掌腱膜を緊張させる

神経支配

正中神経(C7、C8)

コメント

作用に手掌腱膜を緊張させるとありますね。

手掌腱膜は、手のひらの中央にある強靭な腱膜です 。

手首から第2~5指に向かって扇状に広がっています。

これを緊張させることで、物をつかむときに手のひらの皮膚がずれないように支えたり、深部にある腱 (けん) ・血管・神経を保護するという役割を果たします。

本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう

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