身体について

広背筋〜多くの場面で活躍する筋肉の中の圧倒的エース〜

広背筋は、多くの男が憧れているだろう逆三角形の背中を形作ってくれる筋肉です。

よく出てくる有名(?)な筋肉なので、名前は知っているという人もいるのではないでしょうか?

 

広背筋は見た目の話だけでなく、姿勢や身体の動きにとっても重要な筋肉になります。

今回は、この広背筋についてご紹介します。

広背筋(Latissimus dorsi)

起始

・椎骨部:第7~12胸椎の棘突起、すべての腰椎と仙骨の棘突起の胸腰筋膜
・肩甲骨部:肩甲骨の下角
・肋骨部:第9~12肋骨
・腸骨部:腸骨稜(後1/3)

停止

上腕骨の結節間溝の底

作用

上腕の内旋、内転、後方挙上(上腕を後方に引く)、呼吸補助(呼息、咳嗽筋)

神経支配

胸背神経(C6~C8)

コメント

広背筋でもっとも注目すべきことは、骨の積み木の大黒柱である脊柱(背骨)と腕の骨を直接繋いでいるという点です。

なので、腕を動かす時に広背筋が働くと、腕の支持もしやすく、大きな力を発揮しやすいです。

筋肉自体も大きく、筋収縮力、可動範囲も比較的大きくなっています。

 

広背筋は、一番下の図を見てもらうとわかるように、実は停止部近くが少し捻じれています。

この捻れは腕を挙げることでほどけるようになっていて、この時広背筋がもっとも力を発揮しやすい状態にあります。

おそらく、木に登るときに大きな力を発揮したり、四足で走ることを想定されている構造だと思われます。

このあたりは、祖先の名残とも言えなくないかもしれませんね。

 

広背筋は、肩甲骨にも付着していますね。

このおかげで腕もろとも肩甲骨も下方に下げ、脊柱に接続することで、腕周りの重さをつり下げて支える肩の筋肉の負担を和らげる役割も果たします。

楽な姿勢、身体の使い方の基本は負担を分散させることにあります。

その点においての貢献度は高いのではないでしょうか。

 

広背筋の作用の所に、呼吸補助とあります。

空気を体内に引き込んだり、体外に押し出したりする呼吸は、体幹内部の空間を広げたり狭めたりすることで行われます。

その体幹内部の空間を狭めている1つの要素が、肋骨を引き下げることです。

広背筋は、その肋骨の引き下げに関与しているので、呼気を補助していることになるわけです。

 

ちなみに、咳のことを医学の世界では、咳嗽(がいそう)といいます。

咳嗽は、空気を強制的に体外に吐き出そうとする運動です。

なので、呼気に関わる上に力も強い広背筋は、咳嗽筋に数えられています。

 

動作での力発揮、姿勢における負担の分散、生命維持に必要な呼吸の補助、さらには外見の格好の良さへの貢献、とマルチに働く広背筋は、鍛えておいて損はない筋肉ですよ。

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僕は、どうすればもっと「楽」になるか、ずっと考えていますが、その中で「良い姿勢」でいるということは決して欠かせないものだと考えています。

なぜなら、姿勢とは365日24時間ずっと関わってくるものだからです。

つまり、もし姿勢が悪くて、一部に負担が多くかかることになれば、24時間365日負担がかかり続けることになるからです。

そうなれば、今すぐ何か起こらなかったとしても、時間が経ってから、時限爆弾が爆発するように、身体に重大な不具合を引き起こす可能性があるからです。

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その人は言われた当初はセールスのための脅しだと思っていたようですが、4年ほど経ったころ、本当に左膝を痛めることになってしまいました。

そこでようやく、姿勢の重要性に気づくことになるのです。

この人のように、多くの人は実際に「痛み」を受けなければ事の重大性に気づきません。

もし、早くから気づいて対処していれば、膝を痛めることもなかったかもしれません。

その対処というのが、「良い姿勢でいること」なのです。

良い姿勢を常に保つのはなんだかしんどそうで「楽」じゃないと思われるかもしれません。

でも、「楽」とは自ら作り出すものであり、何もせずにすませるというのは「楽」ではなく「堕楽(落)」です。

そして、良い姿勢は誰でも目指せるものです。

しかし、それは「良い姿勢」とは何かを理解していなければ目指せません。

姿勢改善のためにまず必要なのは「意識すること」でも「背筋を伸ばすこと」でも 「筋肉をつけること」でもありません。

最も必要なことは「姿勢を理解すること」です

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姿勢を理解して、ぜひより良い姿勢でいられるようになってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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