板状筋は、胸椎から頭を支える、デスクワーカーやスマホをよく触る人は絶対お世話になっている筋肉です。
背骨が頭を支えているのは、頭の後方のほうなので、どうしても頭が前に傾きやすいんですよね。
それを起こすように働くための筋肉が板状筋です。
パソコンやスマホ操作で下を見ているときは、ボーリングの球ほどの重さがある頭が、下に転げ落ちていくのを板状筋は必死で止めてくれているのです。
そんな功労者をぜひとも知ってもらいたいですね。
板状筋
起始
・頸板状筋(Splenius cervicis):第3~6あるいは7胸椎の棘突起
・頭板状筋(Splenius capitis):項靭帯、第7頸椎~第3あるいは4胸椎の棘突起
停止
・頸板状筋:第1~3あるいは4頸椎の横突起
・頭板状筋:後頭骨の上項線外側1/3、側頭骨の乳様突起
作用
両方が収縮:頸椎を伸展し、頭を後屈する。
片方が収縮:頭を同側に屈曲、回旋する
神経支配
・第1~6頸神経の各後枝の外側枝
コメント
頸椎を起こし、頭を頸椎の上に保持する役割を担っています。
起始部も停止部も広範囲にわたるので、かなり安定力は強いでしょう。
デスクワーク中心の人(特にPC作業)や携帯をよく見る人は、意図せずともこの筋肉の支持にお世話になっており、硬くなりやすいです。
頭の後ろで手を組んで下を見ることで、手の重さで板状筋をストレッチできます。
また、しっかり頸椎を起こした状態で頭を後屈することで板状筋を縮めてやることができます。
頸椎を起こさずに頭だけ後屈させても後頭下筋群などが働いてしまうことになるので、そこは注意が必要です。
たまには伸び縮みをさせて動かし、普段お世話になっているねぎらいも込めて、ほぐすようにしてあげましょう。
硬い状態が続くと、しばしば頭痛を引き起こすことがありますよ。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
僕は【身体と心を「楽」にして人生をより快適する】
ということをテーマに情報発信しています。
姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。
なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。
姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず
姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。
根本から姿勢改善するためには、
この常識から抜け出さなくては
なりません。
姿勢改善に必要なのは
「背筋を伸ばすこと」でも
「胸を張ること」でも
「筋肉をつけること」でも
「意識すること」でも
ありません。
本当に必要なのは
「姿勢の本質を理解すること」です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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