身体の使い方・姿勢について

肩甲骨は寄せるだけじゃなく下げる~寄せるだけでは肩こり予防にならない~

肩甲骨を寄せるほうがいいことはよく言われるようになりました。

ただ、肩甲骨を寄せるのは、実は肩こりの原因となる肩をすくめる筋肉も関与しています。肩甲骨を寄せることばかり考えていては、結局肩こりになってしまいます。

そもそも、肩甲骨はなぜ寄せるのかというと、腕の重さを肩の筋肉ではなく、背中の筋肉で支えるためです。

肩の筋肉、とくに肩をすくめる筋肉で支えてしまうから肩こりになってしまうんですね。この状態がすすむと五十肩のような状態にもなりかねません。

それを防ぐためには、肩甲骨を下げる必要性があります。肩甲骨を下げることで、腕の重さは背中の筋肉にかかり、骨を通して下半身で支えられるようになります。とくに、立位では、重力方向が頭の上から足元に向かうため、この肩甲骨を下げることの重要性が高いです。

また、腕や肩甲骨を背骨と連結させることで、腕の重さを支える役割を果たす強力な筋肉である、広背筋や僧帽筋下部は、背骨に向かって少し下方に向いて付着しています。

肩甲骨を下げる方法は、気をつけのように腕を体の横に垂らした状態で、肩をすくめることの反対、肩を下げる方向に力を入れてあげることです。耳と肩との距離を広げるように。わかりにくい人は、一度肩をすくめてからやると、見た目にもわかりやすいでしょう。

ストンと落とすだけじゃなくて、「下げる」んですよ。

やってみると、意外と難しいと思います。肩をすくめることは普段の生活でもしやすいですが、肩を下げることは、多くの人が普段しないでしょうからね。これが慣れの怖さです。いい習慣に慣れさせたいですね。

肩を下げたときには、脇の後ろ側あたりに力を感じることができるのが理想的です。肩甲骨を寄せるのは、立位の場合、この脇の後ろ側あたりに力を感じたまま寄せられる程度で十分です。「肩甲骨を寄せることが重要」とよくいわれていますが、肩甲骨をなぜよせるのかの意義見失ってはいけません。
肩を下げたときに胸に力が入っているように感じる人は肩が前に出過ぎています。

この身体の使い方は、ベンチプレスなどのトレーニングにも活かされるので、ぜひマスターしておきたいものです。

本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう

記事を読んでいただいてありがとうございます。

僕は【身体と心を「楽」にして人生をより快適する】
ということをテーマに情報発信しています。

姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。

なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。

姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、

意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し

身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。

身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、

身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、

調子が良ければ明るく
前向きになってきます。

つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。

しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。

そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず

姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。

根本から姿勢改善するためには、
この常識から抜け出さなくては
なりません。

姿勢改善に必要なのは
「背筋を伸ばすこと」でも
「胸を張ること」でも
「筋肉をつけること」でも
「意識すること」でも
ありません。

本当に必要なのは
「姿勢の本質を理解すること」です。

そこで、僕は根本的な姿勢改善できる人
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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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POSTED COMMENT

  1. たっくまん より:

    はじめまして。

    かなり前ですが、書籍を購入した者です。私は解剖学に疎いため、分かりやすくとても勉強になっております。

    すみません、姿勢について質問があります。

    ま~さんの色んな記事を参考に、肩と耳の距離を離しつつ(広背筋に力が入るよう)、胸鎖乳突筋に少し力がはいるよう胸部を引き上げつつ背中を引き下げるイメージで生活するよう心掛けております。

    このようなフォームで問題ないでしょうか?

    ま~さんはパーソナルをご職業にされているので、応えられる範囲で結構です。もしよろしければ、ご返事いただければと思います。

    • 大概のトレーニングはその意識で問題ないと思いますよ。

      ただ、大事なのは骨でできるだけ支えられているかどうかということであることは忘れないでください。

      「これさえやればいい」

      と画一的に考えてしまうのはあまりいい傾向ではないです。

  2. たっくまん より:

    先ほどメールを送らせていただいた者です。
    申し訳ありません。コメントを入力した際にアドレスの入力を忘れておりました。

    お忙しい所申し訳ありませんが、もしよろしければお返事いただければと思います。

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