身体の使い方・姿勢について

姿勢と内臓の機能との関係性

姿勢について考えると、どうしても外から見てわかる両肩の高さや足の長さの違い、猫背なのか反り腰なのかといった、骨の位置関係に目が向きがちです。

しかし、目では見えないですが、内臓も姿勢の影響を受けています。

今回は、姿勢と内臓の機能との関係性についてお伝えします。

まず、前提として、姿勢とは重力に対する身体の反応であるという定義は踏まえておいてください。

もし、「重力に対する反応ってどういうこと?」という人は以下の記事をご覧ください。

さて、姿勢が重力の影響下での話ということは、筋肉や骨だけでなく、もちろん内臓も重力の影響下にあります。

内臓は体内にプカプカ浮いているわけではありません。

筋肉と同じく、膜を介したりはするものの、まず、骨の支えがなければ、位置を保てません。

そして、筋肉も内臓を支えるのに一役買っています。

内臓は柔らかすぎるので、骨と結びつけているだけでは不十分なのです。

例えば、腹部は何層にも渡って腹筋が取り巻いています。

お腹を切ってしまうと、内臓が飛び出してきてしまいます。

筋肉をつなぎ合わせたカバーの中に、内臓は包み込まれているのです。

また、体幹部の底も骨盤底筋群という筋肉群によって形作られています。

腹腔内圧は、内臓を支えるための力でもあります。

なので、筋肉を繋いだカバーが緩いと、内臓の重みに耐えきれず、内臓の位置が定位置よりも変化してしまうことになります。

あなたはお腹が出てしまって気になったことはないですか?

そのお腹が出ているのは、脂肪がついているからだ思っているでしょうが、それだけでなく、内臓の重さを抑えきれていないことも原因になっているのです。

姿勢を適切にし、腹腔内圧が適正な状態になるだけで、お腹はかなり凹んでくれます。

ここまで読んでもらって

「おいおい、腹が出てる出てないと内臓の機能に何の関係があるねん?」

とあなたは思っているかもしれませんね。

実は大アリです!

どういうかというと、人間は全身に管が張り巡らされています。

身体を動かすために必要な酸素を取り込み、不必要な二酸化炭素を吐き出すための通り道である「気管」

血液に乗せて身体中の組織に栄養を送り届け、老廃物の排出を助ける「血管」

命令を電気信号として送受信するための「神経」

ウイルスなどの大きめの異物をリンパ液に乗せて血管まで流す「リンパ管」

そして、口、食道、胃、腸と繋がる食べ物の通り道である「消化管」

以前の記事で、人間の身体は筒であるという話をしました。

この話は、食べ物の通り道として、消化管が人間の身体を貫くように通っているという話なのです。

人間ちくわ理論なんて呼ばれたりします。

改めて見ると、人間管だらけであることがわかってもらえたかと思います。

しかも、この管は柔らかいのです。

ホースをつまんだり、折り曲げるように口の方向を変えたりすれば、水の流れが悪くなったりするように、

身体の管も、ちょっとした圧迫によって、その管の中の流れを制限されたり、せき止められたりしてしまいます。

内臓の位置が適切な位置にない場合、身体の中の管を圧迫してしまう可能性があるのです。

気管が圧迫されれば、呼吸がしづらくなります。

血管が圧迫されれば、各部の組織に栄養が行き届かず、機能が低下したり、また血液は体温を運んでいるので、冷え性になったりします。

神経が圧迫されれば、痺れが出たり、マヒのような症状が出たりします。

消化管が圧迫されれば、消化不良を起こしたり、便秘になりやすかったります。

このように、姿勢が悪いと、内臓が適切な位置にいられなくなり、身体の中の管を圧迫することで、様々な内臓の不具合を引き起こします。

ちなみに、血液の循環が悪くなると、身体が固くなりやすいです。

もっと細かく言えばまだまだ出てきますが、以上が姿勢と内臓の機能との関係性です。

こう言っても、なかなか実感しづらい部分があるかもしれません。

ただ、僕がいろんな人に整体をしてきた経験を振り返ると、この姿勢と内臓の機能との関係性を思い知らせる出来事が多々あります。

結構多い例が、整体していると、内臓が動き出してお腹がゴロゴロ鳴り始めたり、小便がしたくなったりすることです。

便秘だった人が催したりすることもあり、整体の途中にトイレに行かれる方もたまにいます。

身体の中をあったかいものが流れるような感覚を感じる人も多いです。

珍しい例では、ある人は、寝転んだ状態で整体していました。

終わってから立ち上がった時に、しばらくゲップが止まらなくなりました。

これは、おそらく普段気管を圧迫していたのでしょう。

Clever Body Trainingにおける整体は、身体の様々なパーツを元の適切な位置にできるだけ戻そうとすることを目的としています。

僕が整体を行うことで、身体の状態の改善を実感されるので、僕がお客さんを良くしたみたいに思ってくれる方もいます。

ただ、僕は前述した目的にしたがっているだけなので、身体の状態が良くなったのは、お客さんがもともと持っている身体機能なのです。

ただ単に、無意識で良い姿勢を取りやすいようにしているだけなのです。

なので、普段姿勢が悪い人は、姿勢を改善するだけで、内臓機能を回復させることができる可能性があります。

気になる人は、ぜひ1度僕の整体を受けてみてほしいですね。

姿勢改善は姿勢を理解することからはじまる

姿勢を良くしたいと思って意識しているけど、なかなか姿勢が良くならないって感じていませんか?


姿勢の良し悪しは見た目で判断するのが常識とされています。


よく良い姿勢の判断基準としては、


「身体を横から見たときに、耳、肩、骨盤、膝、くるぶしが一直線に揃っているか?」


とか


「壁に背中をくっつけて、ふくらはぎが壁につくか、お尻が壁につくか、腰の隙間は手がギリギリ入るくらいか、肩は壁についているか、頭は壁についているか」


みたいな基準によって評価されていることが多いと思います。


しかし、これらは、良い姿勢の結果そうなるもので、この状態を目指すというのは、実は姿勢の本質から外れてしまっています。


しかも、個人の体格の差にも影響しやすく、正確な判断ができません。


例えば、骨盤の傾き次第では、たとえ先ほど挙げられた部位が一直線に揃っていても、良い姿勢とは言い難いですし、臀部が大きければ、壁についたときに腰の隙間は空きやすくなります。


良い姿勢とは、骨で身体を支え、筋肉などの負担をできるだけ最小限で抑えた姿勢のことをいいます。


だからこそ、良い姿勢は本来「楽」なものだし、無駄な力は抜けてくるし、見た目にも無理している様子がないからこそ綺麗に映るのです。


僕自身、姿勢を教える立場でありながら、良い姿勢を勘違いしていました。


姿勢を教えるために勉強しているはずの人間ですら、一般にいわれている姿勢の常識に翻弄されているのですから、多くの人が勘違いしていても仕方ないことかもしれません。


ただ、この勘違いが広まってしまっているために、せっかく良い姿勢になろうと意識して頑張っているにもかかわらず、無駄に疲れてしまったり、ひどい人だと腰痛などの痛みを引き起こしてしまっている人が多くいます。


そんな虚しいことがあるでしょうか。


良い姿勢は誰でも目指せます。たとえ立てなくて車椅子で日常を送っている人だろうが、寝たきりの人だろうが、身体を動かせる限りは。


そのためには、なによりもまず、目指すべき方向を間違わないように、身体に負担の少ない理想的な良い姿勢を理解する必要があるのです。


そこで、多くの人に姿勢を理解してもらうために、、僕は姿勢を理解するための知識を電子書籍にまとめました。


本来はAmazonで有料で販売しているものですが、少しでも多くの人に姿勢について適切な理解をしてもらいたいので、メルマガの中で今だけ無料で公開しています。


読んでもらうと、姿勢を鏡で見たり写真に撮らなくても、いつでもどこでも把握できるようになり、修正することができるようになります。


姿勢改善は理解することからはじまります。


もし興味あれば読んでみてください。


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本を読むのが苦手でも、図も多数使っているので読みやすいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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