姿勢や身体の動きを考える、実践するにあたっては、「イメージする力」というものも大事になります。
もちろん、実際に解剖して中を見るのも勉強になるとは思います(日本では現状ほぼ無理、海外で解剖実習が受けられるらしいので、いつか行ってみたいですね)。
ただ、実際に動いている時に筋肉がどのように動いているのか、重力を受けてどのような力を発揮しているのかというところは想像に任せざるを得ないことになります。
筋肉は、身体が主体的に「力」を発揮するための唯一の構造であり、筋肉の収縮がその唯一の手段となります。
その筋肉の動きをイメージすることは、「力」をイメージすることに繋がり、姿勢や身体の使い方を考えるための手がかりになるのです。
じゃあ、ただただ想像していればいいのかというと、そういうわけでもありません。
より実際の状態に近い形でイメージできた方が、より正確に身体をコントロールしやすいです。
そのために何が必要かというと、「知っていること」つまり知識です。
例えば、車を運転する時に、車がどのくらいの大きさで存在しているかを認識することを「車幅感覚」と言ったりしますね。
車を運転したことある人ならわかると思いますが、車の車体の大きさの全容は、運転席からすべて見通すのは困難です。
もちろん、運転席からボディが見える部分がありますが、ピラー(ガラスをはめてある柱のの部分)で隠れていたりするわけです。
このような特性を運転時に知っているといないとでは、車のコントロールに影響が出るのは当然です。
なので、車幅感覚は最終的には見えている部分を主に頼りにしたイメージになります。
そして、見えている部分が多ければ多いほど、そのイメージは鮮明になり正確性も上がります。
さらに、車の場合はエンジンの位置や駆動方式によって、動き方や走っている時の感覚が変わります。
重たいエンジンが前にある車であるなら、ハンドルを切ったときの車体の前方の動きはちょっとスローになりますが、安定感はあります。
一方、エンジンが後ろにある車なら、ハンドルを切ったときは軽く車体前方の方向を変えてくれますが、直進で走っている時に車体前方がフラフラして油断できない状態になります。
身体の同じで、筋肉の形やどことどこを繋いでいるかなどを知っているかいないかとでは、イメージの鮮明さも違い、身体のコントロールにも違いが出ます。
なので、イメージする力を高めるためにも、知識をできるだけ頭に入れておくのは大事なことなのです。
最低限、付着部と線維の方向と大体の形はおさえておきたいですね。
少しでも筋肉のことを知って、身体の動きをイメージできるようになりましょう。
各筋肉の解剖へのリンク
前置きが長くなってしまいましたが、以下に運動や姿勢維持に関連してくる各骨格筋について説明した記事へのリンクを貼っておきます。
もちろん、全ての骨格筋について書けたわけではありません。
それに、図も用意できていないものもあります。
きちんと学びたい人はご自分で簡単なものでもいいので、解剖学の本を買って学ばれるのがいいかと思います。
ちなみに、僕のおすすめはプロメテウス解剖学アトラス解剖学です。
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おすすめポイントは、簡単に言えば、筋肉が繊細に細かいところまで描かれているからです。
筋肉のイメージを鮮明にするためには、できるだけ細かいところまで描写されているものの方が良いですからね。
各筋肉の順番は、だいたいにはなりますが、足裏から頭に向かって並べてあります。
下腿三頭筋~第2の心臓と呼ばれることもあるふくらはぎの筋肉たち~
大腿筋膜張筋〜大臀筋と共に大腿外側を止める最後のストッパー〜
骨盤底筋群~閉鎖と開口という相反する機能で身体を支える縁の下の力持ち~
腹筋群~骨がないお腹を守り、姿勢の維持に貢献する守護神的存在~
腰方形筋~骨盤と肋骨を繋ぎ止め、腰部を守る後ろの腹筋的存在~
回旋筋腱板(ローテーターカフ)〜肩甲骨と腕を接続して安定させる裏方たち〜
上腕三頭筋~引き締まった二の腕に不可欠、鍛えたら盾に使えるかも!?~
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
僕は【身体と心を「楽」にして人生をより快適する】
ということをテーマに情報発信しています。
姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。
なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。
姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず
姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。
根本から姿勢改善するためには、
この常識から抜け出さなくては
なりません。
姿勢改善に必要なのは
「背筋を伸ばすこと」でも
「胸を張ること」でも
「筋肉をつけること」でも
「意識すること」でも
ありません。
本当に必要なのは
「姿勢の本質を理解すること」です。
そこで、僕は根本的な姿勢改善できる人
が少しでも増えるように、
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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