姿勢を良くしたいと考えている人は多いです。
ただ、その気持ちの強さにはかなり差があるようです。
やる気のないダイエットと同じで、「痩せたい」とつぶやいているだけでは一向に姿勢が変わることはありません。
今回は、本気で姿勢を改善したい人に向けて、姿勢を良くするためにするべきことの手順をまとめました。
①姿勢とは何かを理解する
そもそも、姿勢とは何かについて理解していない人が多いです。
姿勢を改善するためのテレビ番組や書籍でも、姿勢とは何かについてお伝えしていることは少ないですからね。
理解していないからこそ、ぼんやりと
「背筋を伸そう」とか「胸を張ろう」という
自分が持っているイメージに向かって姿勢を変えようとします。
確かに、単純に姿勢の見た目だけを良くしたいなら、それでもいいでしょう。
ただ、姿勢は「常に」あなたに関係し、どこに負担がかかるかを左右するものなので、
下手をすると、頑張りすぎて腰が痛くなったりなどの不具合を起こす可能性があります。
姿勢に関心を持った人では、腰痛や膝の痛み、肩こりや首のコリと行った具合に、身体の不調を改善するために姿勢を良くしたいという人も多いでしょう。
そんな人が、前述のようなぼんやりとした認識では本末転倒です。
中国の兵法書「孫子」でも
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
と言います。
姿勢は、敵であり、己です。
姿勢改善を目指すに当たって、きちんと理解したいところです。
では、姿勢は何かというと、「重力に対する身体の反応」です。
重力に引き寄せられた結果、身体がどのような体勢になっているかが姿勢なのです。
もし、重力がなかったとしたら、姿勢は問題にはなりません。
②良い姿勢とは何か理解する
姿勢について理解できたところで、次に理解すべきは、目指すべき「良い姿勢」についてです。
姿勢には、重力が関わっていることがわかりました。
重力の影響によって、身体に負担がかかっているのだとしたら、できるだけその負担を最小限にすれば良い姿勢と言えそうです。
どうすれば、身体への負担を最小限にできるのでしょうか?
身体には、身体を支える役割をする固い骨があります。
この骨が、その支持する役割をしっかり担ってくれれば、身体への負担は少なそうです。
骨は、積み木のように積み上げられることで人の形を構成しています。
ただ、骨だけで積み上げているだけでは、少し動いただけで崩れてしまいます。
なので、骨と骨をつなぎとめるものが必要です。
そのつなぎとめる役割をするのが、靱帯であり筋肉です。
骨の積み木が崩れにくいように積み上げられていれば、靱帯や筋肉にかかる負担は少なくて済むでしょう。
一方、積み木が今にも崩れそうに不安定に積み上げられていれば、それを繋ぎ止めている筋肉や靱帯は働かざるを得なくなり、負担も大きいものになるでしょう。
なので、姿勢が悪くて、肩に負担が集中すると、肩こりのように、筋肉へ影響してくるのですね。
以上から、良い姿勢とは、骨を適切に積み上げて身体の筋肉や靱帯と行った軟組織に対する重力の影響を最小限にし、身体の一部に負担が集中しない姿勢であると言えます。
③良い姿勢の基準を知る
良い姿勢の意味がわかっても、骨を適切に積み上げている状態を把握できなければ、意味がありません。
では、どのようにすれば骨が適切に積み上がっているのか判断できるのでしょうか?
この骨が適切に積み上がっているかどうかの判断基準が、良い姿勢かどうかの基準になります。
よくある方法としては、ポイントとなる部位が身体を縦に引いた直線上にあるかどうかという見た目で判断する方法です。
確かに、基準が明確でわかりやすい方法ですが、自分で見ることが難しい上に、普段の生活の中で自分の姿を見続けるというのは困難です。
他にも、壁に背中側をつけて、どこが壁に触れるかで判断するという方法もあります。
これなら、自分でも確認しやすいですが、壁に背中がなくてはならず、普段の生活の中で常に確認するというわけにはいきません。
姿勢は、24時間365日、常に関わってくるものです。
だからこそ、常に自分の姿勢を把握できる判断基準が必要です。
そこで、骨の積み木の底となっている足裏に着目します。
姿勢がどう変わろうが、両足で地面に立っている限り体重は変わりませんが、足裏に対する圧力は変化します。
その圧力の変化を捉えられれば、骨の積み木を積み上がり方を把握できそうです。
圧力とは、物体の表面あるいは内部の任意の面に向かって垂直に押す力のことを言います。
姿勢の変化により、地面を垂直に押す力に変化があれば、足裏が感じる感覚が変わるはずです。
圧力が強い方が重力方向とのズレが少ないので、足裏が強く押し付けられていると感じる、重たく感じているならば、骨の積み木が適切に積まれていると考えられます。
詳しくは以下の記事で書いてます。
④良い姿勢の基準を満たすために日常からできるだけ意識する
良い姿勢の基準を満たすために、まずは日頃からできるだけ意識的に気をつけておく必要があります。
人は常に動くので、足裏(身体の底)が重たく常に重たく感じるような姿勢いることです。
頭のちょっとした位置ひとつで、足裏(身体の底)の感覚は変化します。
上のリンクを示した記事を見てもらうと、頭の位置の違いで、足裏の感覚が変わることがわかるでしょう。
また、身体の底も変化します。
体勢による姿勢の変化については、以下の記事を参考にしてください。
足裏の感覚だけでわかりにくければ、どこでも気軽にできる姿勢チェック方法もあります。
⑤意識を無意識にする(姿勢が悪いと違和感を感じる)
意識しつつ常に姿勢に気をつけていると、良い姿勢の状態での足裏の感覚が通常の状態という認識になってきます。
すると、通常ではない状態、つまり、姿勢が悪くなった時に違和感を感じるようになります。
この違和感を感じるところまでくれば、必要性がない限り、悪い姿勢を長時間続けることはなくなっていると思います。
とは言っても、良い姿勢を保つことが辛い場合もあるでしょう。
特に、デスクワークの時など、他のことに集中している時は、どうしても自分の感覚に対して鈍感になりがちです。
楽に良い姿勢を保つためのツールも積極的に利用しましょう。
本質的な姿勢改善をするなら考え方から見直しましょう
記事を読んでいただいてありがとうございます。
僕は【身体と心を「楽」にして人生をより快適する】
ということをテーマに情報発信しています。
姿勢は、生まれてから死ぬまで365日24時間
ずっと関わることになるものです。
なので、その積み重ねの影響力は大きいものです。
姿勢次第で自分の身体に枷をかけ
身体の動きを抑え込んでしまったり
身体を痛めてしまうことがあれば、
意識せず自分自身を抑え込んでいる
枷から自分を解放し
身体を軽やかに痛みなく
思い通りに動かせることになります。
身体と心はつながっていて
不可分な関係なので、
身体の調子が悪ければ
心も当然暗くふさぎ込んで
しまうことになるし、
調子が良ければ明るく
前向きになってきます。
つまり、姿勢を改善することは、
最も簡単で確実な自己改善法なのです。
しかし、姿勢について学ぶ機会はほぼなく、
「なんとなくこうだろう」という
常識で固められてしまっています。
そのため、姿勢を良くしようと
努力しているにもかかわらず
姿勢が一向に良くならないという
状態になってしまっていることを
よく聞きます。
根本から姿勢改善するためには、
この常識から抜け出さなくては
なりません。
姿勢改善に必要なのは
「背筋を伸ばすこと」でも
「胸を張ること」でも
「筋肉をつけること」でも
「意識すること」でも
ありません。
本当に必要なのは
「姿勢の本質を理解すること」です。
そこで、僕は根本的な姿勢改善できる人
が少しでも増えるように、
姿勢の本質から理解を深め改善する方法を
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姿勢の常識から抜け出し、
姿勢の本質への理解を一気に
深めてもらうことができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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